いつかゴルフをやろうと思っていたら

自宅のすぐ目の前にゴルフの練習場がありました。

いわゆる打ちっ放しの練習場です。平日の午前、午後は定年退職したお年寄りや、有閑マダム、土日はサラリーマンでいつも満員でした。私の父も足繁く通っていて、私もよくついていったものです。大人になったら自分も絶対ゴルフをするんだと思っていました。ところが、大学卒業後は自宅から離れてしまったし、毎日仕事で忙しくゴルフをやる機会、気力もありませんでした。

結婚して子供も生まれ、自宅に住んでいた両親は別の住居に移ることになり、私たち家族が自宅に住むことになりました。その頃には仕事も落ち着いてきて、さあこれでやっと念願のゴルフライフを送れるぞと思っていたら、練習場は閉鎖とのこと。そりゃあまあ、そうでしょうね。練習場は高級住宅地のど真ん中。練習場を営業しているより、更地にして宅地造成して土地や家を売った方がよほど儲かりますからね。

私はすっかりゴルフへの意欲がなくなり、しかも自宅の前にごちゃごちゃとした風景が広がることにうんざりしたのでした。